ビスケット クッキー

ビスケット クッキー

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ビスケットの語源は、
ラテン語で「2度焼かれたもの」ビス コクトゥス(bis coctus)、
「2度焼かれたパン」ビスコクトゥス・パーニス(bis coctus panis)
という意味です。

パンの仲間と考えられていたのです。
人類がパンを作り始めたのは、約1万年前の石器時代の後期のこと。
ヨーロッパでは古代から航海や遠征のための食糧として、
日持ちをよくするために、パンを乾燥させてもう一度焼きました。
これがビスケットの始まりと伝えられています。

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日本では、
ビスケットとクッキー両方の名前が使われていますが、
実はこれは同じ意味です。
菓子業界では糖分や油分が多めの、手作り風のものを、
クッキーと呼んでもよいという決まりがあり、
区別して使われることもあります。
海の向こうでは?
イギリスではビスケット、アメリカではクッキー、
フランスではビスキュイ、ドイツではビスキュイート
などと呼ばれています。
 
アメリカでビスケットというと、やわらかい菓子パンのことを呼び、
イギリスにはクッキーという言葉自体がないなど、
ビスケットとクッキーの言葉の使い分けはあまりはっきりしていないようです。





ビスケット
ビスケットの歴史
 
ビスケット工場は、近代企業として独立するまで、
パン工場に従属していました。
理由は、その出発がパンにあったからで、
ビスケットはパンの進展に並行して発展してきたとも言えます。
時代がさかのぼればのぼる程、パンとビスケットの区別は不明瞭になっています。
 
人類がパンをつくり始めたのは、今から5000年も昔だといわれています。
パンは見知らぬ土地へ旅をしたり、
遠くへ狩りに出掛ける時の食料として日持ちが良くない為、
人々はパンを乾かして水分を減らし、もう一度焼くことを考え出しました。
これがビスケットの始まりです。
 
語源はラテン語のビスコクトウム・パネムで「二度焼いたパン」であるといわれ、
フランス語のビスキュウイ、ポルトガル語のビスカウトも
みな二度焼くという意味を持っています。
 
日本ではじめてビスケットに関する記述が登場するのは、1855年。
水戸藩士の医者・柴田方庵が書いた『方庵日録』や『方庵雑話』です。
この頃の水戸藩はビスケットの保存性の高さに注目していて、
なんとかその作り方を知りたいと思っていたようです。
そこで柴田方庵は、
長崎周辺で外国人向けに限定して作られていたビスケットの作り方を、
オランダ人に教わりにゆきます。
1855年の2月28日には、その秘密の作り方を手紙にし、
水戸藩に送った史実があり、また『方庵日録』の中にも書き記されています。
これが日本でビスケットが作られたことが明確にわかる最も古い記録です。
このことから、2月28日はビスケットの日と呼ばれるようになったのです。
ビスケットの種類
ビスケットの種類としては

昭和46年にビスケット類の公正競争規約ができ、
ビスケット、クッキー、乾パン、プレッツェル、カットパン、パイ(パフ)、
及びそれらの加工品等の分類で
袋又はパッケージの商品名に併記することが義務づけられました。

これらのビスケット類は、小麦粉を主原料として練った生地を
成型して焼くという点が共通しています。
乳製品や卵、糖類、食用油脂など使用される
副原料の組み合わせは種類によってさまざま。
必要に応じてチョコレートやナッツ、健康づくりのための胚芽やプロテイン、
乾燥野菜、カルシウムなども使われます。


*ビスケット

ハードビスケット(歯ごたえしっかり、針穴が特徴)
比較的グルテンの多い小麦粉を使用し、砂糖や油脂の比率を低くして、
時間をかけて練り上げ、ロールでシート状に押し出します。
それを数層に重ね、ロールで徐々に薄くし、カッターで打ち抜きます。
表面に彫り込み模様とガス抜きの針穴があり、
パリッとした歯ざわりと淡白な味が特徴です。

ソフトビスケット(クッキー)
ハードビスケットとは逆にグルテンの少ない小麦粉を使用し、
砂糖や油脂の比率を高くし、
混合時間を短くしてグルテンを形成させないようにします。
ソフトビスケットに属するものの製造法としては、
ロータリー、カッチングエンボス、ワイヤーカット、ルートプレス、
デボジット等があり、
それぞれ、配合やその他に多少の変化はありますが、
ソフトビスケットとしての考えは同じです。
また日本でソフトビスケットといわれているものを
アメリカではほとんどクッキーと呼んでいます。
 ただし、日本では公正競争規約に糖分、油分の合計が
40%以上のもので、手づくり風の外観を持ったソフトビスケットを
“クッキー”と称してよいと決められています。

*クラッカー

クリームクラッカー
ヨーロッパの主流となっているクラッカーで、
ソーダークラッカーに比して油脂が多いものです。
醗酵させたドウを2枚のシートに圧延し、
その間に油脂と小麦粉を混合したダストをはさみ、圧延してラミネート後、
再びロールで圧延して針穴をもった四角い型で抜いて焼き上げます。
掛塩はおこなわず型もソーダークラッカーより大きいのが特徴です。

ソーダークラッカー
米国で最もポピュラーなクラッカーです。
小麦粉、油脂、食塩、重曹と、少量の糖類等が原料で、
重曹を除く大部分を水に溶解したイーストと練り、
18時間位醗酵させ、更に残りの原料を加えて、再練りし、
4時間位醗酵させます。
針穴をもった連続型で抜いて食塩を振りかけて焼き上げます。
食味のきいた淡白な味で軽い歯ざわりが特徴です。
米国では準主食として朝食などで食べられています。

*乾パン


クラッカーと同じようですが、
成型してから温度、湿度の高いホイロの中で醗酵させ、
ふくらんだところを焼きます。
内部の組織は、クラッカーの層状に対して、
乾パンは名の示すようにパン状です。
糖類や脂肪が少なく非常に耐久性に優れているので、
主として保存食として使われます。

*プレッツェル

イーストを使用しますが、醗酵は大して問題でなく、
成型したドウをアルカリの湯の中を通して表面をかるく糊化して、
大粒の食塩を振りかけて焼きます。
 この為に表面に食欲をそそる光沢と独特の風味が与えられます。

*カットパン
 
乾パンと同じような製法で水分がやや多く、
砂糖ミルク等の副原料も多く、乾パンとパンの中間的な製品です。
無菌的に取扱えば保存性もかなりあります。

*パイ(パフ)
 
次の2種類に区別されます。
一つは小麦粉の生地の間に、油脂を入れて生地と油脂が
交互になるように幾重にも折りたたみ延展して成型培焼したものです。
塩味を基調としてバター、マーガリン、乳製品等で特徴づけをしますが、
更に表面に砂糖やジャムで加工することがあります。
日本では、パイと呼ばれていますが、西欧ではパフと呼んでいます。
もう一つはケーキやソフトビスケットの間に、
マシュマロやクリーム等をはさんだ比較的大型のもので
米国などでは習慣的にパイと呼ばれているものです。
時にはチョコレートコーティングをします。
その他、ビスケット類には入りませんが、洋菓子のアップルパイやミートパイ等もあります。

*ウェハース
 
ビスケットの範囲からややはみ出します。
小麦粉に副原料とし少量の砂糖、脂肪、ミルク、卵等を添加し、
加水して流動性の種に練り上げます。
これを、加熱したプレートの間にはさんで焼き上げます。
普通、常圧で焼いた場合より圧力がかかりますので、
軽く柔いシートを得ることができます。
これに、クリームやジャム、その他のフィーリングをサンドして商品とします。
アイスクリームのコーンカップやアイスモナカの皮も同類です。

*加工品
 
クリームサンド、ジャムサンドなどのサンドもの、
チョコレートや砂糖をかけたものなど、
すべて加工品として分類されます。

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